「SNSも広告だらけで疲れる…」
「ニュースを読む前に広告を見ろと…」
「テレビやネットを見ていても宣伝ばかりで嫌になる…」

あなたも、こんな風に感じたことはありませんか?

私自身もイラッとしたり、「もう広告は見たくない!」とスマホを放り出したくなるときがあります。

でも不思議なことに、気づけばまた違う広告を見ている…

いえ、どちらかというと「見させられている」といったところでしょうか…

そして、ほとんどをスルーしている…

スルーしている」ということは、「スルーされている」ということでもあるのですが…

この現実の中でweb集客をするなら…

実は、私たちは毎日とんでもない数の広告に触れています。

その数は──
江戸時代の人が1年間で目にした広告の量を、現代人はたった1日で浴びている…
とも言われています。

なぜそんなに多いのか?

そして、そんな広告の洪水の中で自分のHPやSNS、広告などで「伝わる言葉」にするにはどうすればいいのか?

この記事では、国内外のデータを紹介しながら「訴求力」についてお伝えしようと思います。

そして、このデータからHPやブログ、SNSなどをどう運用するか?の戦略的な部分にも触れていこうと思います。

人は1日に何件の広告を見ているのか?

海外のデータ

  • アメリカの調査によると、1970年代には1日に約 500件 ほどの広告を目にしていたのが、現代では 1日4,000〜10,000件 に増加したとされています。
  • ネブラスカ大学の研究では、実際に「意識して見ている広告」は平均で 98.5件 というデータもあります。

つまり、数千件のうち、ほとんどはスルーされているということがわかります。

日本の事例

  • 正木尚子氏の著書『うま〜い広告に引っかかる女性たち』(Kindle版)では、「江戸時代の人が1年間で目にする広告量を、現代人は1日で見ている」 と紹介されています。
  • 江戸時代の広告は「瓦版」「のれん」「引札(チラシの原型)」など、ごく限られたものでした。
    しかし現代は、SNS、検索広告、動画広告、電車内のポスター、街頭ビジョンまで、24時間どこにいても広告が目に入ります。

こうしたデータから、現代は「情報過多」ではなく「広告過多」の時代になっているのがわかります。

それでも覚えている広告があるのはなぜ?

「そんなにたくさん広告を見ているのに、記憶に残っている広告は数えるほどしかない…」

あなたもそうではありませんか?

なんで広告は数えるほどしか残らないのか?

その理由はシンプルで、脳が全部を処理できないからです。

人間は情報の洪水の中で「これは自分に関係あるか?」を無意識に判断しています。

すべての広告に反応していたら、頭がパンクしてしまいます。

また、全てに反応して、全てを購入していたら生活もままらなくなります。

そのため、脳が自然と反応しない・ストップをかけるようになっています。

直近で自分に関係があるかどうかが分かれ道

人は「今」その内容は重要かどうを判断しています。

例えば体の調子が悪い人に。特に腰が痛くてたまらない…という人には、

「創業50年の整骨院」よりも「腰痛改善の専門店」という言葉の方が刺さります。

自分に関係あることだけを選んで反応する。

このフィルターに引っかからない広告は、何万回表示されても反応がままになります。

訴求力とは“自分ごと化”させる力

ここで重要になるのが「訴求力」です。

訴求とは「商品の特徴を伝えること」ではありません。

お客さんにとって「自分に関係ある!」と思わせること。

つまり、自分ごと化させる力のことになります。

訴求が弱い広告の例

  • 「当店は創業50年の老舗です」
  • 「最新の設備を導入しました」

訴求が強い広告の例

  • 「腰痛で悩むあなたへ、初回から体が軽くなる整体」
  • 「毎朝のセットが5分で決まるカット」

後者の方が、自分に関係あると感じやすいですよね。これが訴求力の差です。

情報過多時代に広告を出稿しても埋もれる理由

毎日数千件の広告が流れてくる中で、なぜ埋もれてしまうのか?

理由は明確です。

  1. 特徴や歴史を語るだけで“自分ごと化”できていない
  2. 情報が多すぎてスルーされる
  3. お客さんが「今の自分に必要か?」で判断している

だからこそ、ツールや技術よりも「訴求力」が最優先になります。

広告を出すことより、広告が“届く”ことの方が圧倒的に難しいです。

訴求力を高める3つのステップ

1. 誰に向けるかを絞る

「全員に伝えたい」は「誰にも刺さらない」に近いです。

具体的に「誰に向けているのか?」を決めることが最初の一歩になります。

2. その人の困りごとをリストアップする

お客さんが「何に困っているか」をできるだけ具体的に書き出します。

  • 立ち仕事で足がむくむ
  • 勉強が苦手で平均点すら取れない
  • 毎朝の準備に時間がかかる

3. その困りごとを解決する“言葉”に変える

  • 「立ち仕事の足のむくみを解消する整体」
  • 「勉強が苦手でも平均点を取れる授業」
  • 「朝5分で決まるヘアカット」

これが広告の中で「自分ごと化」される訴求になります。

江戸時代 vs 現代広告:時代背景から考える

江戸時代の広告は「町に出て、見ないと分からない」ものでした。

瓦版や引札を手に取らない限り、情報は届きませんでした。

一方、現代の広告は「探していなくても勝手に届く」ものです。

電車に乗ればポスター、SNSを開けばバナー広告、動画を見ればスキップ不可のCM。

情報に接触しない日はありません。

つまり──広告の「量」が劇的に増えたのはもちろん、「質」も変わりました。

だからこそ、江戸時代のように「存在するだけ」ではなく、現代は「刺さる言葉」がなければスルーされる時代になったのです。

人は1日に何件広告を見ている?まとめ

  • 現代人は1日に 4,000〜10,000件の広告 に接触している
  • 日本でも「江戸時代の年間広告量=現代の1日分」という比較がある
  • その中で覚えてもらえるのは「自分ごと化された情報=訴求」だけ
  • 訴求力を高めるには「誰に」「どんな悩みを」「どう解決するか」を明確にすること

情報過多の時代だからこそ、あなたの広告が埋もれないために必要になるのが“訴求力”です。

特に、広告だけでこの状態なので、HPの内容や日々のSNSの投稿なども同じように埋もれていく可能性が非常に高いです。

そんな中でどんな情報を発信していくのか?

ツールや派手さではなく、「お客さんに関係ある言葉」を届けることが、集客の成果を分ける最大のポイントになるのでは?と訴求工房は考えています。